●教育月報　2004.03.16〜2004.04.15

16日(火)◆都教委、卒業式や入学式の国歌斉唱時に、生
徒が集団で起立しなかったり歌わないなどの場合、担
任教員を処分する方針。◆公立小中学校、都立学校の
保護者有志、都教委の「日の丸」「君が代」押しつけ
をやめるよう都議会に陳情（陳情署名約五千百人分）。

17日(水)◆都教組、「子どもと教職員の内心の自由を蹂
躙する石原都知事と横山教育長答弁を糾弾する」談話。

18日(木)◆衆院本会議、義務教育費国庫負担法改正、児
童福祉法等改正、可決。

20日(土)◆「三・二〇国際共同行動ＩＮ東京・芝公園」
三万人集会。全都道府県、数百ヶ所で数十万人参加。
世界各地、合わせて数百万人参加。◆陸自主力部隊第
三陣（最終部隊）、イラクに向け旭川駐屯地出発。

28日(日)◆総合女性史研究会、「日本国憲法と教育基本
法改悪に反対する女性史研究者の声明」採択。◆歴史
科学協議会、声明「大学入試センター試験問題作成者
の氏名公表方針の撤回を求める」採択。

29日(月)◆国歌問題で都教委から戒告処分を受けた教職
員八人が都人事委員会に審査申し立て。◆茂木都立大
学総長、都立大全教員に声明発表。

30日(火)◆文科省、来春から使用される小学生と高校三
年生向け教科書検定結果発表。

31日(水)◆都教委、教職員一七六人大量処分（第一次分）。

05日(月)◆イラク各地で、大規模な衝突。◆都教委から
処分された教職員七五人、人事委員会に不服審査請求。

06日(火)◆都教委、教員二〇人処分（第二次）。

07日(水)◆福岡地裁、「内閣総理大臣の職務による公式
参拝で、憲法二〇条で禁じた宗教的活動に当たり違憲」。
◆小泉首相、「なぜ違憲かわからない。」◆参院本会
議、「児童虐待防止法」改正案（超党派議員立法）、
全会一致で可決成立 （一〇月一日施行）。 ◆全教、
「日の丸、君が代」強制反対処分撤回アピール。

08日(木)◆イラク国内で、邦人三人が拘束。犯行グルー
プ自衛隊撤退を要求。◆福田官房長官、「（イラクか
ら）撤退する理由はない」（記者会見）。

09日(金)◆小泉首相、「（イラク）テロリストの卑劣な
脅かし乗ってはいけない」（記者団に）。

12日(月)◆外務省竹内事務次官、「外務省は今年に入っ
てイラクからの退避勧告を一三回も出している。それ
でも出掛ける人がいる。」「自己責任の原則を改めて
考えてほしい」（記者会見）。

13日(火)◆有事関連七法案・三条約案、衆院本会議で審
議入り。◆東京都立四大学の教員有志、「開かれた協
議体制」を実現するよう声明。◆「ムスリム聖職者連
盟」幹部クベイシ師、小泉首相が犯人を「テロリスト」
呼ばわりしたため、人質解放に支障と批判。

15日(木)◆イラクで武装グループに人質になっていた日
本人三人、バクダッドのモスクで解放。◆自民党憲法
調査会「憲法改正プロジェクトチーム」、憲法改正案
作成の土台「論点整理」素案まとめ。　（高津芳則）