●　教育月報　2005.04.16〜2005.05.15

18日(月)◆民主党憲法調査会第五小委員会・安保・国際
問題の「論点整理」素案。◆時事通信世論調査、憲法
九条改定で戦力保持明記賛成三割未満。◆北海道内教
員の不払い残業、一ヶ月平均二〇時間超（『赤旗』）。
20日(水)◆参院憲法調査会、「日本国憲法に関する調査
報告書」扇参院議長に提出（自民民主公明の賛成）。
22日(金)◆文科省、小学校五年生から中学校三年生まで
を対象にした〇三年度「教育課程実施状況調査」（学
力テスト）の結果公表。
23日(土)◆八鹿高校事件三〇周年「記念集会」（兵庫県
養父市八鹿町）。
24日(日)◆新ローマ法王ベネディクト一六世就任式（バ
チカン）。◆「『つくる会』教科書の採択を阻止しよ
う！東京集会」（千代田区内、約五〇〇人）。
25日(月)◆ＪＲ福知山線脱線事故。◆民主党憲法調査会
総会。「憲法改正国民投票法制に係る論点とりまとめ
案」と中間的な報告」確認。◆歴史研究者・歴史教育
者六二人、「歴史の事実をゆがめる『教科書』に歴史
教育をゆだねることはできない」アピール。
26日(火)◆福岡地裁、君が代問題で判決。「単に起立し
なかった行為に対して生活に影響する減給処分を行う
の妥当性に欠く」。君が代斉唱は「特定の道徳、イデ
オロギーを教え込むものではない」として合憲。しか
し市教委が「斉唱を各校長に指導し、監督までしたの
は教育基本法の不当な支配にあたる」。◆高橋史朗埼
玉県教育委員、「つくる会」の編さんした扶桑社『社
会公民』教科書の監修者だったことを認めた上で、
「実質上関与していない」 。 教科書採択作業では、
「公民の採択決定の際には欠席する（記者団代表取材）。
28日(木)◆厚労省「児童虐待等要保護事例の検証に関す
る専門委員会」第一次報告書。
01日(日)◆第七六回メーデー。
05日(木)◆一〇日開催の中教審特別部会の議題に、三〇
〜三五人学級検討を。
07日(土)◆「教育基本法の改悪をとめよう！全国集会」
（東京代々木公園・五千五百人）
08日(日)◆二〇〇一年六月の大阪教育大付属池田小学校
で起きた児童殺傷事件で、八人の重傷児童の保護者と
大学の補償交渉が正式にまとまり調印式。
11日(水)◆文科省、「与党・教育基本法改正に関する検
討会」に対し、教基法「改正」の「仮要綱案」提示。
12日(木)◆都教委が都立七生養護学校で行われた性教育
を不適切として教職員を厳重注意し教材没収したのは、
不当とし、同校教員と保護者二七人、東京地裁提訴。
13日(金)◆参院本会議、「昭和の日」祝日法成立（自民、
民主、公明賛成）。
14日(土)◆町村外相、歴史教科書への中国、韓国の批判
に対して「日本に軍国主義を賛美する教科書があるは
ずがない」。扶桑社の教科書は「決して右ラフまで行
っていない」（札幌市内講演）。　　　（高津芳則）